ほけん便り 2019年3月

今年度1年間ありがとうございました。卒園・退園される子も多く、さみしくなりますが、お身体に気をつけて、新しい場所でも元気にがんばってください。またいつか会えることを楽しみにしています。継続の方は、来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

☆風邪について☆

大人も子どももよくかかる風邪。一年中鼻水やよだれが止まらない子も多いですね。就学前の子どもは年に5~7回、大人でも年に2~3回の頻度で風邪をひくそうです。

だん風邪で受診した際に、「抗菌薬をください」と言っていませんか。あるいは、医師から「念のため抗菌薬を出しておきます」などと言われていませんか。

ほとんどの風邪がウイルス性です。ウイルス性の風邪には抗菌薬は効かないので、不要です。

ウイルス性の風邪への特効薬はありません。安静にして、水分や栄養補給をしながら身体を休ませることが一番の治療になります。

※ウイルス性ではなく、細菌が原因となる病気の場合は、治療には抗菌薬が必要になります。(マイコプラズマ肺炎など。)

抗菌薬の過剰な使用や乱用は、抗菌薬が効かない「薬剤耐性菌」を増やすことに繋がったり(必要なときに薬が効かなくなってしまう)、体内に共存している他の細菌にも影響を与えてしまったり、副作用ももたらします。最も多い副作用は発疹、ついで肝障害、下痢、口内炎です。他にも、腎障害や聴力障害、消化器症状なども報告されています。米国の研究では、生後6カ月以内に抗菌薬を処方された子どもは、より肥満傾向にあったという報告もありました。

もちろん、抗菌薬が必要な時は、使用する必要があります。必要以上に使用することは、よくないということです。ウイルスによる風邪に対しては、抗菌薬の内服は必要なく、休養して体力を回復させること、そして水分補給や栄養補給をしっかり行うことが大切です。